釧路湿原に摩周湖 北海道の自然を満喫できる釧網本線の旅
こんばんは、ヒロです。
今回は道東(北海道東部)のローカル線、釧網本線を紹介します。
アクセスはしにくいですが、車窓の景色と周辺の観光地は期待を大きく超えるものでした。
2020年の夏に旅行をしたので、その時の1日モデルルートも含めて
紹介したいと思います。
〇釧網本線とは
釧網(せんもう)本線は北海道東部の釧路(くしろ)と監獄で有名な網走(あばしり)をむすぶJR北海道の路線です。(上記の緑色で強調された路線)
Googleで検索すると、始発の釧路から終点の網走まで、乗り通してなんと3時間もかかります。
しかし、釧路湿原の中やオホーツク海沿岸を通るので、これぞ、北海道というような
壮大な景色を堪能することができます。また、近くに摩周湖があり、途中の摩周駅からはバスに乗り換えて摩周湖展望台へ行くことができます。
ただ、注意点としては、地方のローカル線なので、青春18きっぷや北海道フリーきっぷのようなフリー切符を使って、上下線をうまく乗りこなすことが、効率的に観光するポイントです。
〇1日観光モデルルートと見どころ紹介
では私が観光したルートをここで紹介したいと思います。
釧路駅を朝に出発し(写真は夜ですが)、夜に網走駅に着くルートです。
(モデルルート)
8:57 釧路駅発
↓ 快速しれとこ摩周号 網走行き
10:11 摩周駅着
↓ バス
①摩周湖第1展望台
↓ バス
摩周湖着
12:17 摩周駅発
↓ 快速しれとこ摩周号 釧路行き 黄色:釧路方面の列車
13:13 釧路湿原駅着 青色:網走方面の列車
↓ 徒歩
②釧路湿原展望台
↓ 徒歩
14;34 釧路湿原駅発
↓ 普通列車 網走行き
16:59 北浜駅着
③オホーツク海と夕日を眺める
19:30 北浜駅発
↓ 普通列車 網走行き
19:45 網走着
①摩周湖第1展望台
早朝8時台に釧路駅を発車する快速しれとこ摩周号に乗り込みます。
摩周駅まで行く途中に、列車は釧路湿原の中を走行します。
広大でとてもきれいな景色でした。このあと釧路湿原駅から展望台に行く前に前もって景色を堪能することができます。
※釧路湿原そのものを堪能したければ、「釧路湿原ノロッコ号」に乗ることをお勧めします。今回は割愛します。
10:11分に摩周駅に到着します。
この駅の入り口からすぐのところに摩周湖行きのバス乗り場があります。
摩周湖第1展望台行のバスは列車の到着に連絡していますので、
らくらく乗り換えをすることができます。
運賃は片道570円です。(往復1140円)
下にバスの情報を載せたリンクを張り付けておきます。
摩周線 [摩周駅前⇔摩周湖第1展望台] | 阿寒バス株式会社 (akanbus.co.jp)
10:55に終点の摩周湖第1展望台停留所に到着します。帰りの摩周駅行きが10:25発であるため、30分間観光をすることができます。(30分あれば時間的には十分でした)
いや~、景色は圧巻でしたね。私が訪れていた時は晴れていたので、湖の真ん中にある小島を見ることができました。これを見れるのは天気が良いときだけであると聞いたので、運がよかったです。
私は日本国内はいろいろなところに旅行に行ったのですが、この摩周湖の神秘的といえるきれいな景色はほかにはないと思っています。
初めて展望台から湖を観たときの衝撃的な印象は今でも忘れられません(;'∀')
バスの発車時間ギリギリまで展望台からの景色を見ていました。
〇釧路湿原展望台
さて、
摩周駅から釧路方面に戻って釧路湿原駅に向かいます。
駅は湿原の中にある簡素な造りですがどこか趣を感じます。
駅舎はログハウスになっており、この中にトイレと自動販売機があります。
駅に到着したら、道なりに沿ってトレイルを歩いて10数分ほどで釧路湿原展望台に到着します。
展望台からは釧路湿原全体を見渡すことができます。
本州には広大な湿原はなかなか見当たらないので、北海道らしさというものを感じられました。手前の「釧路湿原国立公園」の看板と後ろの湿原をバランスよく写真に収めると良い絵を撮ることができました。
やはり展望台から見る景色は北海道だとスケールが違いますね。
〇北浜駅
釧路湿原駅を出発して2時間半、夕暮れに差し掛かろうとしている時間帯に最後のスポットである北浜駅に到着しました。
ここはオホーツク海に最も近い駅として有名です。日本ではあまり有名ではないかもしれませんが、中国の映画でここがロケ地となっていたため、中国人の間ではとても人気な観光スポットとなっております。
駅舎の隣には展望台があり、そこからオホーツク海を望むことができます。
展望台からの景色です。果てしなく広がるオホーツク海はとてもきれいです。
最も海に近い?と思われる踏切が近くにあります。踏切を超えるとオホーツク海の海岸線が広がります。
次の網走行きの列車まで2時間半ありますが、オホーツク海の景色や沈みゆく夕日を見続けているうちに時間はすぐに過ぎ去ってゆきます。
こちらが駅舎です。無人駅ですがなんと、FREE Wi-Fiが使えます。
近くにコンビニ(セイコーマート)もあるので、次の時間まで少々退屈になっても
問題ありません!
美しい景色を満喫でき、満足した時を過ごすことができました。
〇最後に
いかがだったでしょうか。北海道東部を結ぶローカル線で、近くに住んでいない
人は日常ではめったに訪れる機会はないと思います。
しかし、都会の忙しさを忘れ、ローカル線に乗って
北海道の大自然を満喫できること間違いなしです。
皆さんも機会があればぜひ訪れてみてください。