日本の最北端 稚内を観光
こんにちは、ヒロです。
今回は2020年12月に稚内を訪れたので、そちらの紹介をしたいと思います。
日本の最北端の地、ということで、飾り気はあまりないですが、とても旅情あふれる街
だったと感じています。
地図を見ての通り、最北に位置していることがわかります。
ロシアのサハリン(樺太)はすぐ目の前です。
主要な観光スポットは1日ですべて巡ることができますが、アクセスが非常に難しいので前日の夜入りすることをお勧めします。
〇旅程
1日目夜 稚内駅着①
2日目 稚内港北防波堤ドーム②
↓
日本最北の無人駅 抜海駅③
↓
日本最北端 宗谷岬④
↓
ノシャップ岬⑤
①稚内駅着
札幌から特急列車を乗り継いで、6時間、夜に稚内駅に到着しました。
駅には日本最北端の駅であるという看板が目立ち、最果てに来たと感じさせてくれます。
駅前には車止めがあります。何十年も前はここから樺太までの船乗り場まで線路が
繋がっていたようです。
宿泊したホテルはサフィールホテル稚内(写真に映っている高いビル)です。
稚内では一番豪華なホテルで、1泊朝夕付きで12,000円でした。
客室の写真を撮影するのは忘れましたが、設備も整っており、少々お高めですが
しっかりとしたホテルに泊まりたいならこのホテルがおすすめです。
ホテルの客室から見た景色です。港に隣接しているので、海と
遠くの町の灯を見ることができます。晴れている日には海の向こう側のサハリンが見えます。(あいにく昼は曇りでした( ノД`))
〇稚内港防波堤ドーム
2日目の朝は、ホテルのすぐそばにある防波堤ドームを見学しに行きました。
元々稚内駅から子の防波堤まで線路が伸びており、ここで列車と樺太行きの船の乗り換えの場所として機能しておりました。(稚内桟橋駅という名前でした)
現在は駅はなくなり、防波堤だけ残っている状態です。
ローマ式の建築で長く続くこの防波堤は、中は何もないですが遠目から見ると
優美な建築と規則性のある設計がとても映えています。
内側から見ても、建築がとても美しいのがわかります。
散歩がてら、朝の散策としてちょうど良い場所でした。
〇日本最北の無人駅 抜海駅
朝の防波堤の観光が終わったら、稚内駅10:28発の普通列車に乗って、
抜海駅まで行くことをお勧めします。
かなり観光に効果的なダイヤとなっており、駅に着いてから稚内駅に折り返す電車が来るまでの時間が約1時間となっているため、程よく散策することができます。
【時刻表】
(往路:稚内10:28発→抜海10:45着 ~滞在約1時間~ 復路11:48発→稚内12:07発)
きれいですね。
10数分で抜海駅に到着します。駅舎が年期が入っていて味わい深いです。
正面からみるとこのような感じです。もともとこの駅は利用者が少なく廃止になる予定でしたが、日本最北の無人駅ということで、観光の要素があるのか、現在も存続しています。
私が訪れた際は何人か観光で訪問している人を見かけました。
電車だけでなくレンタカーで訪れる人も多い印象です。
駅を降りるとこのようなまっすぐな道路を直進します。
道路の両脇は広大な平原が広がっており、北海道を感じさせてくれます。
駅から道路を直進するとT字路にぶつかり、そこから視界が開けます。どこまでも続く平原、晴れていると利尻島にある利尻富士を望むことができます。
写真の奥にうっすらと映っている三角形のものが利尻富士です。
1時間ほどの滞在でしたが、無人駅の旅情と広い平原、利尻富士の景色はとてもきれいでした。
〇宗谷岬
バスはJR稚内駅に隣接している宗谷バスのバスターミナルでチケットを買って
バスを待ちます。バスの時間は13:20発の中頓別行きです。
往復チケットが2,560円で売っているので、それを窓口で買うことができました。
(片道運賃は1,420円なので、往復乗車券を買うことをお勧めします)
抜海駅から戻ってきた列車が稚内駅に到着するのが12時くらいなので、待ち時間が1時間ほどあります。この間に昼食をとることをお勧めします。
駅前に海鮮市場やコンビニがあるので困らないと思います。
時刻表、料金の詳細は宗谷バスのウェブサイトで分かりやすく解説されています。
宗谷岬へ行くには | 宗谷バス株式会社 (soyabus.co.jp)
↑URLです。こちらに時刻表と往復乗車券、乗り場等について記載されています。
バスに乗って1時間ほどで宗谷岬に到着します。
バス停を降りてからすぐのところに日本最北端のモニュメントがあります。
日本の果て感がひしひしと感じられますね。
この日は曇りでしたが海の向こうにロシアのサハリンをうっすらと望むことができました。晴れの日だともっと鮮明に見ることができると思います。
堆積されている岩を手前にして写真を撮りました。なかなかいい絵が撮れました。
近くに高台に登ることができる場所があり、景色を一望できます。
これぞ、日本の果てのパノラマです。
行きのバスは14:10に到着し、帰りのバスの時刻は14:55なので遅れないようにバス停に戻りましょう。
観光時間は45分間ですが、景色をみたりお土産を買うのに十分な時間です。
〇ノシャップ岬
宗谷岬から稚内駅まで戻ってきてたら夕方になっていますが、余力があればノシャップ岬まで行くことをお勧めします。
バスは稚内駅から15~20分おきに出発するため、駅に停まっているノシャップ方面の
バスに乗れば大丈夫です。
運賃は片道220円です。
バスの乗り方についてはこちらも宗谷バスの公式ウェブサイトに詳細が記載されています。
ノシャップ岬へ行くには | 宗谷バス株式会社 (soyabus.co.jp)
↑こちらがURLです
岬に到着すると、このイルカのモニュメントが出迎えてくれます。
私が訪れたときは少し曇っていましたが、水平線の奥に見える夕焼けはとても
きれいでした。
日本の最北端の稚内、最果ての地ということで旅情を感じられる場所でした。
読者のみなさんも機会があればぜひ訪れてみてください。